合同会社の設立登記申請について
株式会社の設立と同様、合同会社の設立登記を申請する際に、当該合同会社の実印として印鑑を法務局に届け出る必要があります。ただし合同会社の場合、記載の仕方が少し複雑になりますので注意が必要です。
『印鑑(改印)届書』の各記載欄に記載するように促されている内容と、実際に記載すべき内容が異なるので戸惑ってしまうのです。
↓は民事局からお知らせされている印鑑届書の記載例(PDF)です。
商業登記規則第9条を読みながらこの記載例をみていくと「なるほど」と思いますが、法務局から印鑑届書をいただき、上記記載例にたどり着けなかった方は、おそらく何を記載し、どの印鑑を押せば良いのかわからないと思います。
たとえば、合同会社の代表社員が株式会社の場合に、その株式会社の代表取締役が職務執行者となる場合は、「印鑑提出者」の氏名の欄には、代表社員である株式会社の本店商号と職務執行者として代表取締役の名前を記載します。
次に、委任状の欄の住所氏名は、同じく代表社員である株式会社の本店・商号、そして代表取締役の資格氏名を記載し、極めつけに「市区町村に登録した印鑑」と説明がなされている印鑑の押印欄には、その説明を無視して株式会社の法務局届出印を押印しなくてはなりません。
う~ん、専用の用紙を作ればいいのに・・・。