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2013年09月03日自筆の遺言書を発見したら

「遺言書」というものはよく耳にしますが、

「遺言書」には様々な種類の形式があり、その中に「自筆証書遺言」というものがあります。

一般的に、自筆で作成し、押印等を行ったもので、

仏壇の中に隠してあったりするような亡くなった方の手書きの遺言書です。

 

人知れず、亡くなった方が遺言書を作成している場合があります。

また、亡くなる前に遺言書を作成している旨を伝えて先立たれる方もいるかと思います。

 

そして、相続人が「遺言書」を発見した場合、どうすべきか。

民法には下記の定めがあります。

===

(相続人の欠格事由)
第八百九十一条 次に掲げる者は、相続人となることができない。
一~四 (省略)
 相続に関する被相続人の遺言書を偽造し、変造し、破棄し、又は隠匿した者

===

(遺言書の検認)
第千四条 遺言書の保管者は、相続の開始を知った後、遅滞なく、これを家庭裁判所に提出して、その検認を請求しなければならない。遺言書の保管者がない場合において、相続人が遺言書を発見した後も、同様とする。
 前項の規定は、公正証書による遺言については、適用しない。
 封印のある遺言書は、家庭裁判所において相続人又はその代理人の立会いがなければ、開封することができない。

===

(過料)
第千五条 前条の規定により遺言書を提出することを怠り、その検認を経ないで遺言を執行し、又は家庭裁判所外においてその開封をした者は、五万円以下の過料に処する。

===
 
まず、発見者は家庭裁判所へ「遺言書検認の申立」を行う必要があります。
 
その「遺言書検認の申立」を行い、遺言書の中に遺言執行者の定めがない場合、必要があれば遺言執行者選任の申立てを行います。
 
 
さて、注意点ですが、自筆の遺言書を発見したら、家庭裁判所へ提出して検認を受ける必要があるとおり、
 
 
・家庭裁判所へ遺言書の提出をしない
・検認をしないで遺言の執行をした
・家庭裁判所外で開封した
 
場合には、「5万円以下の過料」に処せられます。
 
とはいっても、上記法律を知らない方も多いので、
家庭裁判所の外で遺言書を開封されることはたまにあります。
 
 
ただ、もっと注意しなければいけないのは、
遺言書を家庭裁判所の外で開封して、その内容が気に食わないと破棄してしまった場合。
891条にあるとおり、「相続人の欠格事由」に該当し、相続権がなくなって相続を受けられなくなります。
 
 従って、まず遺言書を発見したら、「開封せずに家庭裁判所へ提出し検認を受ける」ということを忘れないようにしましょう。
 

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